教育・研修制度

診療科・部門

看護部教育委員会では、看護師の資質の向上と感性豊かな人材を育てることを目標に、年間プログラムにそって研修会を実施しています。

新人教育

プリセプターシップ制により新人看護師の成長を支援します。また、2年目になってもサポーターが応援する体制をとっています。教育プログラムは、厚生労働省の新人看護職員研修指導指針を参考に、入職時より一貫した研修を実施しています。入職してからの基礎を形成する大切な2年間を職場全体で支援しています。看護師としてゆっくりと確実に成長できるよう、看護部全体で指導にあたっています。

〔1年目〕

入職時オリエンテーション
社会人や職業人としての基本的な心構えなどの研修を行っています。
看護技術研修
22項目の看護技術と管理的側面の研修を、入職時より半年間かけて行っています。看護技術研修は、当院の看護手順書に沿って準備・実践・片付け・記録の流れを演習します。看護手順書を使用することで、OJTでも統一した技術を繰り返し演習することができます。
3・6・12か月フォローアップ研修
定期的に新人看護師同士で情報交換できる場を設け、お互いに成長し合えるように支援しています。
夜の病院探検研修
夜勤に入る前に、夜間の病院と患者の様子を見学します。最初は不安な夜勤も、指導者がついて事前に見学することで安心につながります。
多重課題事例研修
多重課題への対応がスムーズに行えるようにシミュレーションします。

〔2年目〕

看護展開研修
実際の患者さんに個別性のある看護を展開できるように、1年間を通し、OJTで段階的な指導と支援をしています。
看護倫理研修
看護実践に活かせるように看護倫理の基礎を学びます。
救急看護シミュレーション研修
夜間の急変場面での対応について、根拠に基づいて話し合い、具体的な行動を演習します。
入退院支援研修
訪問看護師と在宅療養中の患者さんを訪問し、入院中に必要な支援について話し合います。

現任教育

継続教育として、キャリア別に研修を企画運営しています。看護実践と看護師としての倫理観を高め、キャリアアップを図ります。その他、日本看護協会・新潟県看護協会で行なわれる学会や各研修会にも参加できます。また、継続教育のサポートとして学研メディカルサポートによるオンデマンド研修を採用しています。いつでもどこでも繰り返し学べることからスキルアップにも繋がります。

目標面接

一人ひとりの成長を助けるために「目標管理」を実施しています。目標管理シートによる自己目標の明確化と部署単位で師長がスタッフとの面接を行ないます。

  • 師長と定期的な面接を行なうことによって、自己目標を明らかにします。
  • 面接は師長と本音で話せる良い機会です。
    日頃の悩みなど何でも相談してください。

認定看護師資格取得に関する取り組み

医療の高度化、専門分化が進むなかで、看護の役割の拡大および質の高い看護ケアの提供が要求されています。

当院では、看護職員の看護現場でのケアの質の向上と、キャリア開発の一環として認定看護師を取得することをめざしたいと考えている看護師を支援しています。卒後5年以上、入職3年以上の看護師を対象として認定看護師取得にかかる、修学貸与金制度を設けています。また、研修期間中は出張扱いとされ、給与についても基本給の10割が支給されます。認定後は認定看護師手当てが出ます。

当院では、すでに複数分野の認定・専門看護師が活躍しており、さらに他分野の認定看護師の資格取得や看護師特定行為研修修了に向け頑張っている看護師を、病院をあげて応援しています。